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リン過剰症|リン摂取過剰による症状と健康影響|ミネラル大辞典

リン過剰症|リン摂取過剰による症状と健康影響

リン過剰症について説明しています。腎機能が正常であれば、リンを過剰摂取しても排泄されます。しかし長期間のリンを過剰摂取することで腎機能を低下させ血中のリン濃度を高め、リン過剰症を起こすといわれています。血液中のリンとカルシウムのバランスは3対10から7対10で保たれており、この比率が崩れ、リンの比率が高くなると、バランスを維持するために骨組織にあるカルシウムが血中に溶け、骨がもろくなります。 即席麺やスナック菓子、清涼飲料水、その他加工食品にリン酸塩が食品添加物としてよく使われているのでそれらの摂取が多いと過剰症につながると考えられます。リン過剰症としては以下のものが報告されています。
 

リン過剰症で報告された症状

  腎機能の低下
低カルシウム血症
骨強度の低下
高リン酸血症症
 

 リン過剰症は、骨がもろくなり、痛みや骨折しやすくなります。カルシウムとリン酸塩が血管内壁で結晶化しアテローム動脈硬化を引き起こし脳卒中や心疾患に至ることがあります。また、結晶は皮膚でも形成され、激しいかゆみが生じます   


リン過剰症について

リン過剰症は、好き嫌いなど偏った食生活で起きやすくなります。インスタントラーメンや加工食品の食べ過ぎには周知しましょう。

リン過剰症で報告された症例

 

リン過剰症による低カルシウム血症

血液中のカルシウム濃度が8.5mg/dl以下という著しく低下した状態を低カルシウム血症といいます。体内のカルシウムは骨に蓄えられており、必要に応じて血液中に供給されますが、尿に出てしまうカルシウムの量が多すぎるたり、カルシウムが骨から血液中へ移動しなくなってしまうと、血中濃度は低下してしまいます。原因となる病気は、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、低マグネシウム血症、一部の悪性腫瘍などがあります。

低カルシウム血症の症状

カルシウムは骨や歯の形成に欠かせないことは有名ですが、そのほかにも筋肉の収縮、心臓の洞調律の維持、血液行にも重要な役割を果たしています。カルシウムの不足状態が続くと中枢神経に影響がおよび、手足のしびれや錯乱、意識混濁、けいれん、低血圧症、不整脈などが起こります。また、手指が自由に動かせなくなるテタニー発作を起こす場合もあります。

低カルシウム血症の治療

急性の低カルシウム血症の場合は、カルシウムの注射療法を行ない、慢性の場合は、カルシウム剤やビタミンD剤など飲み薬で治療します。原因疾患がある場合は、その治療を行ないます。


リン過剰症による高リン酸血症症

高リン酸血症では、血液中のリン酸塩濃度が非常に高くなります。高リン酸血症は、重度の腎機能不全の場合以外はまれです。透析は、リン酸塩を取り除くのにあまり有効ではありません。高リン酸血症では症状がみられることはまれです。骨が徐々にもろくなり、痛みが出て、骨折しやすくなります。カルシウムとリン酸塩が血管や心臓の壁で結晶化して重度のアテローム動脈硬化を引き起こし、脳卒中、心臓発作、血液循環の不良に至ることがあります。結晶は皮膚でも形成され、激しいかゆみが生じます。診断は、血液中のリン酸塩濃度が高いことに基づいて行います。腎臓が損傷している人の場合の高リン酸血症は、リン酸塩の摂取を減らし、消化管から吸収されるリン酸塩の量を減らすことで治療します。リン酸塩を多く含む食物は避ける必要があります。医師の処方に基づいて、リン酸塩結合性の制酸薬を食事と一緒に服用します。これらの制酸薬は、リン酸塩と結合してリン酸塩の吸収を妨げます。

リンに関する情報

リンに関する詳しい情報
リンの栄養所要量
リンの吸収を促進阻害する因子
リンの過剰症
リンの欠乏症
 
 
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