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カルシウム過剰摂取による過剰症と健康影響|カルシウム過剰症.ミネラル過剰症

カルシウム過剰摂取による過剰症と健康影響

カルシウム過剰症は、普段の食生活では起こりづらいですが、サプリメントなどで日常的に過剰に経口摂取した場合(2.5g以上/1日)、以下に挙げるカルシウム過剰症が報告されています。カルシウムは、少量で大量のカルシウムが摂取する事が可能で、サプリメントの用量・用法を間違えるとカルシウム過剰症になる事があります。ですので特にサプリメントでカルシウムを摂取する場合には、量を間違えないように気を付けましょう。カルシウムの過剰症について説明しています。

カルシウム過剰症で報告された症状

カルシウムを過剰に摂取しても過剰症として症状があらわれない事が多いです。カルシウム過剰症の初期症状としては、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲減退、異常に多量の尿などがあります。さらに重度のカルシウム過剰症になると、錯乱、情動障害、意識の混濁、幻覚、昏睡を伴う脳の機能障害を引き起こします。筋力が低下し、不整脈から死に至ることもあります。 カルシウム過剰症でおきる合併症は以下のとおりです。

 ・腎結石
 ・泌尿器系結石
 ・腎不全
 ・心臓障害
 ・高カルシウム血症
 

カルシウム過剰摂取による過剰症について

多量に摂取したカルシウムは、小腸で吸収され不要な分は便として排出されますが、多量に摂取した場合に小腸から血管に入り高カルシウム血症の状態となります。この高カルシウム血症の状態が続くとさま座な様々な臓器に悪影響を及ぼすことがわかってきました。

カルシウム過剰症による腎結石・尿管結石

カルシウムを過剰に摂取する事で起きる結石は、尿が腎臓でつくられて腎盂、尿管、膀胱、尿道と流れて体外に排出される際に、このいずれかの場所にできるために起こります。結石は、尿中のカルシウム、リン、尿酸などの物質が結晶化して固まったものです。ほとんどは水分のとり方が不十分なために起こります。とくに夏に汗をたくさんかき、尿量が少なくなると起こりやすくなります。ただ、再発を繰り返す場合は、尿のうっ滞、代謝異常、副甲状腺機能亢進症、高カルシウム尿症、慢性の尿路感染症の存在などを疑う必要があります。また、高尿酸血症があるとできやすくなります。

腎結石・尿管結石の症状

腰痛や側腹部痛、血尿、結石の排出があります。痛みは横腹から下腹部にかけて起こり、この痛みは背側部から肩甲骨の方向に走ったり、横腹から下腹部、さらに外陰部に向かって走ります。鈍痛だけのこともありますが、強い痛み(疝痛)の発作が起こることも少なくありません。疝痛発作のときには冷や汗、吐き気、嘔吐をともなうこともあります。結石が下降して膀胱に近づくと、膀胱を刺激して頻尿や残尿感、ときには排尿痛などの症状が現れます。尿は血尿になりますが、肉眼でわかるものから顕微鏡検査でわかる程度のものまでさまざまです。ときには尿に小さい結石を認めることがあります。疝痛発作は、尿が流れないために起こるので、尿管結石の場合に痛みの発作が繰り返し起こり、大きな腎結石では鈍痛のことが多いものです。尿管に長い間とどまっていると腎盂や尿管が腫れて大きくなり、水腎症や水尿管症になります。細菌の感染が起こると急性腎盂(腎)炎が起こり、高熱が出ます。このようなときに有効な抗生物質を用いないと、炎症を消失させることができず、進行して膿腎症になることもあるので、十分に注意する必要があります。

腎結石・尿管結石の治療

小さい結石(5mm以下)は尿とともに体外に排出される可能性が高いのですが、尿管を下降するときに発作的な痛みが起こります。そこで、鎮痛薬によって痛みを抑えながら、水分を多量にとって排出を促します。結石が大きくて尿管から膀胱に降下しない場合や、サンゴ状結石ができて腎盂全体を埋めているときは、体外から衝撃波を与えて破壊して尿とともに出す体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や、内視鏡を使って摘出する体内砕石術(経尿道的尿管砕石術)があります。術後はその結石の成分を分析してもらい、それにより薬などを用いるとよいでしょう。結石を形成しないようにするには、偏食を避けて、水分を十分に摂取することが大切です。

カルシウム過剰症による腎不全

カルシウム過剰に摂取する事で起きる腎不全は、慢性腎炎や糖尿病腎症などの病気が原因で、腎臓の機能が長期間にわたって徐々に低下していく状態をいいます。女性に多い慢性腎盂腎炎やループス腎炎なども原因となります。急性腎不全と比べると、数ヶ月から数年あるいは数十年という長期間で腎機能が低下するもので、回復することはありません。

慢性腎不全の症状

初期には自覚症状はありません。腎機能が正常の20%以下に低下して、夜間の排尿解するが増えることで初めて異常に気付く人がほとんどです。老廃物の血中濃度が高くなり、初めは全身の倦怠感や無力感、むくみ、食欲不振、吐き気、高血圧などが起こりますが、病状が進行してくると尿毒症の症状が現れたり、痙攣や昏睡状態に陥ることもあり、大変危険です。

慢性腎不全の治療

治療は、これ以上腎臓が悪くならないようにするのが基本です。最初は食事療法で症状の悪化を抑え、それでも良くならないときは透析療法を受けます。食事療法かカリウムやリンを控え、たんぱく質の摂取量を少なくします。健康な人の1日のたんぱく質摂取量は70~80gですが、腎機能が20%以下になった場合は、健康な人の半分に近くに抑えます。ただし、たんぱく質摂取量を減らせば減らすほど効果があるかというと、そういうわけにはいきません。からだを作っている筋肉などを維持するためには、一定量のたんぱく質が必要だからです。注意すべき点は摂取エネルギーを減らさないことです。摂取エネルギーが減ると、からだは筋肉などをつくっているたんぱく質で不足するエネルギーを補うため、老廃物を増やしてしまう結果になるからです。こうした食事療法でも症状が良くならない場合は、透析療法を受けて、腎臓の働きを人工的に代行させます。しかし完璧な治療法ではなく、合わせて薬物療法も行わなければなりません。合併症に気をつけながら継続することになります。

カルシウム過剰症による高カルシウム血症

血液中のカルシウム濃度が10.5mg/dl以上という著しく高い状態にある場合を高カルシウム血症といいます。副甲状腺ホルモンが多量に分泌される副甲状腺機能亢進症やビタミンA、Dの過剰摂取、あるいは悪性腫瘍をともなって血液中のカルシウム濃度が上昇しておきます。また、サプリメントの大量服用や骨粗鬆症の治療で活性型ビタミンD製剤を投与した場合にもおこることもあります。

高カルシウム血症の症状

高カルシウム血症の症状が軽度の場合は、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲減退、脱水症状、多尿などがみられます。重度の場合は、意識混濁、昏睡をともなう脳の機能障害を引き起こします。骨軟化症、腎不全、不整脈、ときには高血圧症をともなう場合もあります。慢性高カルシウム血症では、カルシウムを含んだ腎結石が形成されることがあります。

高カルシウム血症の治療

高カルシウム血症の原因となる疾患の治療を行ないます。カルシウム濃度を下げるには、副腎皮質ステロイド薬、利尿薬、骨吸収抑制薬などを用います。腎機能が正常な状態ならば、多量の水分を摂取することにより、腎臓を刺激してカルシウムを排出させ、脱水症状を防止することができます。

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