食と健康の総合サイト e840.net

食育やダイエットからメタボ対策まで管理栄養士が無料で栄養アドバイス
食と健康の総合サイト e840.net

食と健康の総合サイト e840.net
食中毒 血液検査 ビタミン ミネラル e840.net お問い合わせ

ミネラルの種類と栄養、生理作用|ミネラル大辞典

ミネラルの種類と栄養、生理作用|ミネラル大辞典

無機物(ミネラル)は、生命維持に欠かせない五大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)の一つでもある。 ミネラルは体内では生成されないため、食品から摂取しなくてはいけないものでありビタミンと同様に、酵素の活性も助けている役割が多い。魚介類や米の摂取が多い日本人は、土壌などから、水銀(Hg) カドミウム(Cd) 鉛(Pb)などのミネラルの摂取量も多く、以前は、ミネラルを含む海藻や野菜、大豆などの摂取や、汗による排出、水分補給などにより解毒されていたものが、ミネラルの摂取量が少なくなるにつれて解毒作用も損なわれているといわれている。ミネラルの種類について説明しています。
  

ミネラルの種類

ミネラルには約100種類あるが、生命が維持するの必要なミネラルを必須ミネラルと呼んでいます。必須ミネラルとは、体内で様々な働きをする栄養素として必要な物です。必須ミネラルの種類には、大きく分け①必須構成七元素と②必須微量元素に分ける事ができます。必須構成七元素の種類は、カルシウム(Ca) リン(P) カリウム(K) 硫黄(S) 塩素(Cl) ナトリウム(Na) マグネシウム(Mg)の7種類があります。これ以外にも体内代謝をするうえで必要なミネラルがあり、これらを必須微量元素と呼んでおり種類は、、亜鉛(Zn) クロム(Cr) コバルト(Co) セレン(Se) 鉄(Fe) 銅(Cu) マンガン(Mn) モリブデン(Mo) ヨウ素(I)と呼ばれています。各ミネラルの種類と詳しい説明は以下を参照してください。

ミネラルの種類と栄養、生理作用

 
ミ ネ ラ ル 一 覧 表
  ミネラル名
(略号)
生理作用 主な含有食品












カルシウム
(Ca)

骨を作り上げ、一方で神経系、筋肉系の働きを司るミネラル
カルシウムの生理作用は、①.骨、歯などの硬組織を作る。②.血液をアルカリ性にする。③.血液の凝固作用に関係する。④.心筋の収縮作用を増す。⑤.筋肉の興奮性を抑制する。⑥.刺激に対する神経の感受性を鎮静する。⑦.トリプシンなどの酵素作用を活性にする。 干しエビ、煮干し、はぜ佃煮、丸干し、乾燥ひじき、ごま、脱脂粉乳、わかめ、どじょう、スッポン肉、こんぶ、わかさぎ、チーズ

リン
(P)

骨を作るだけでなく、広く体内に分布し、エネルギーの発生をはじめ、体の代謝を支えるミネラル
リンの生理作用は、①.骨、歯などの硬組織を作る。②.血液中のリン酸塩は、酸やアルカリを中和する。③.リン脂質、核酸の成分として働く。④.ATPなどを作りエネルギーを貯える。 煮干し、小麦胚芽、丸干し、干しエビ、脱脂粉乳、はぜ佃煮、鰹節、しなちく、するめ、チーズ、凍り豆腐、わかさぎ、ココア、のり、ゆば

カリウム
(K)

主として細胞内液中に分布して、Naとともに大切な物質交換を営みエネルギー発生にも関与するミネラル
カリウムの生理作用は、①.心臓機能、筋肉機能を調整する。②.細胞内液の浸透圧が一定に保たれるように調節する。 小麦胚芽、アーモンド、干しぶどう、パセリ、ピーナッツ、にんにく、ほうれんそう、じゃがいも、ブロッコリー、バナナ

硫黄
(S)

含硫アミノ酸として大切な働きをするミネラル
硫黄の生理作用は、①.解毒作用、酵素を活発にさせたり、多糖類を合成するのに役立つ。②.健康な髪、皮膚、爪のために不可欠である。③.ビタミンB郡とともに働き人体の基本的な代謝に役立つ。 卵、肉、魚、エビなど動物性のタンパク質

塩素
(Cl)

胃液の塩酸生成を行うミネラル
塩素の生理作用は、①.胃酸の成分となる。②.肝臓の働きを助けて体の中の老廃物をスムーズに取り除く。 食塩、かん漬、梅干、塩蔵もずく、しょうゆ、みそ

ナトリウム
(Na)

組織間液中で浸透圧の維持を行うミネラル
ナトリウムの生理作用は、①.筋肉、神経の興奮性を弱める。②.血漿などの細胞外液の浸透圧が一定に保たれるよう調節する。③.体液のアルカリ性を保つ。 食塩、あゆうるか、塩辛、しょうゆ、昆布佃煮、みそ、練りうに、しらす干し

マグネシウム
(Mg)

各種酵素作用の活性化を行い、神経系にもぜひ必要なミネラル
マグネシウムの生理作用は、①.刺激による筋肉の興奮性を高める。②.・刺激による神経の興奮性を低める。③.・ある種の酵素の作用を活性化する。 小麦胚芽、アーモンド、そば、ピーナッツ、豆腐、玄米、ほうれんそう、小エビ、スイートコーン

















(Fe)

ヘモグロビンやミオグロビンとなり体の組織へ酵素を補給するミネラル
鉄の生理作用は、①.ヘモグロビンは鉄の酵素の運搬に、ミオグロビンの鉄は血中の酵素を積極的にとり入れることに関係する。②.各細胞の鉄は、酵素の活性化に関係し、その利用をよくする。 乾燥ひじき、きくらげ、ハマグリ佃煮、番茶、カレー粉、黒こしょう、煮干し、抹茶、しなちく

ヨウ素
(I)

甲状腺ホルモンの成分で体の代謝を支えるミネラル
ヨウ素の生理作用は、①.成長期にある者の発育を促進する。②.成人では、糖質をはじめ熱量素の燃焼をよくし、新陳代謝を活発にする。 はまぐり、小エビ、たら、かき(生貝) 鮭、牛肝臓、パインアップル、鶏卵

マンガン
(Mn)

骨や体の組織の正しい機能を維持するミネラル
マンガンの生理作用は、①.骨、肝臓の酵素の作用を活性化する。②.骨の生成を促進する。 アーモンド、大麦、そば、くるみ、ほうれんそう、ピーナッツ、干しぶどう、かぶの葉


(Cu)

鉄の働きを助けるミネラル
銅の生理作用は、①.骨髄でヘモグロビンを作るときに鉄の利用をよくする。②.腸管からの鉄の吸収を助ける。 かき(生貝) アーモンド、くるみ、牛肝臓、そば、ピーナッツ、バター

コバルト
(Co)

B12の成分となるミネラル
コバルトの生理作用は、①.骨髄の造血機能に不可欠で赤血球、血色素の生成に関係する。 肉、腎臓、レバー、ミルク、カキ、はまぐり、あさり

亜鉛
(Zu)

Mgとともに最も多く酵素の働きに参加し、成長、健康の維持に大切なミネラル
亜鉛の生理作用は、①.生殖腺ホルモン活動に寄与する。②.インシュリン分子を構成する。③.前立腺の正常機能化を行う。④.炭水化物、エネルギー、ビタミンA代謝に関連する。⑤.核酸形成とタンパク質合成の必要物質である。 カキ(生貝) しょうが、牛ひき肉、牛肝臓、卵黄、脱脂粉乳、小麦全粒、ライ麦、ピーナッツ、アーモンド、くるみ、いわし

モリブデン
(Mo)

炭水化物と脂質の代謝に必要なミネラル
モリブデンの生理作用は、①.糖質代謝の潤滑化を行う。②.酸化過程関連不可欠成分となる。③.銅中毒の予防作用をする。 牛肝臓、カリフラワー、グリンピース、小麦胚芽、ほうれんそう、玄米、にんにく、鶏卵

クローム
(Cr)

糖および脂質代謝に必要なミネラル
クロームの生理作用は、①.酵素、ホルモン活動に不可欠
・インスリンと共働作用をする。②.糖の適正な体内同化作用、いわゆる糖耐性要素物質。③.コレステロール代謝に役立つ。④.心臓タンパク質の合成をする
牛肉、小麦全粒パン、赤とうがらし、かき(生貝) じゃがいも、小麦胚芽、鶏肉、鶏卵、りんご、バター

セレニウム
(Se)

(セレンとも称する)
ビタミンEと協力し、酸化の害を防ぐミネラル
セレニウムの(セレン)生理作用は、①.抗酸化剤となる。②.体内ビタミンEの有効度強化。③.更年期障害の治療に役立つ。④.ふけの予防と治療の助けとなる。⑤.組織が若々しい柔軟性を保つのを助ける。 バター、にしん燻製、わかさぎ、小麦胚芽、リンゴ酢、ほたて貝、エビ、はまぐり、かき(生貝)

 
ミネラル事典メニュー
ミネラル大辞典 ミネラル大辞典
ミネラルって何? ミネラルって何?
ミネラルの種類 ミネラルの種類
    カルシウム(Ca)の栄養
    カリウム(K)の栄養
    硫黄(S)の栄養
    塩素(Cl)の栄養
    ナトリウム(Na)の栄養
    マグネシウム(Mg)の栄養
    鉄(Fe)の栄養
    ヨウ素(I)の栄養
    マンガン(Mn)の栄養
    銅(Cu)の栄養
    コバルト(Co)の栄養
    亜鉛(Zu)の栄養
    モリブデン(Mo)の栄養
    クローム(Cr)の栄養
    セレニウム(Se)の栄養
ミネラルと健康 ミネラルと健康
こんな時に必要なミネラル こんな時に必要なミネラル
ミネラルを効率よく吸収するためには ミネラルを効率よく吸収
ミネラルの過剰症 ミネラルの過剰症
ミネラルの欠乏症 ミネラルの欠乏症
カルシウム カルシウム
マグネシウム マグネシウム
亜鉛 亜鉛
鉄分 鉄分
ミネラルに関する記事

ミネラルの種類


ミネラル大辞典トップページに戻る
ダイエット メタボ 食事バランスガイド
ダイエット方法 栄養士と栄養士がおすすめするダイエット方法を紹介します。無理なダイエットは辛く長続きしません。ダイエットのポイントは、長続きさせる事!正しいダイエット知識で綺麗に痩せましょう メタボ対策 ちょっと昔は、カッコ良かったあなたも年齢とともにダンダンと中年太りになり、血圧、血糖値が高くなりましたら注意信号です。早め早めの対処で正しい体重にダイエットをしましょう。 食事バランスガイド
病気と栄養 健康診断
病気と栄養(食事療法) 色々な病気になった時に食事は治療を早めたり、回復させたりする力があります。逆に病気になった時に控えなければいけないものもあります。食事は毒にも薬にもなります。 生活習慣病(メタボ検診)の血液検査などの検査結果をチェック 気になる生活習慣病検診(メタボ検診)や健康診断結果について栄養士が解説しています。メタボ体系になったら少しダイエットを考えましょう。 栄養辞典では抗酸化物質以外も説明 食育
ノロウイルス
ノロウイルス 毎年11月から翌年2月はノロウイルスが大流行いたします。特に食材の十分な加熱と手洗いの実施が重要です。また日頃の健康管理もチェックしましょう。 衛生栄養博士の大辞典 健康相談窓口
夕ご飯
献立の基本 献立の基本
美味しいお米の炊き方 美味しいお米の炊き方
ダシ出汁 ダシ出汁
調味料 調味料
メニュー集 メニュー集
裏ミシュラン 裏ミシュラン
リンク集 リンク集
健康と栄養辞典
ビタミン ビタミン
ミネラル ミネラル
ボツリヌス菌食中毒以外も説明 ボツリヌス菌食中毒以外も説明
サプリメント 血液辞典
サプリメント サプリメント
漢方薬 漢方薬
放射能 放射能
栄養士と管理栄養士
栄養士 栄養士
管理栄養士 管理栄養士
栄養士国家試験 栄養士国家試験
e840.netについて
お問い合わせ お問い合わせ
サイトポリシー サイトポリシー
管理人について 管理人について

Copyright e840.net All rights reserved. 2013.2