症状 |
改善が期待できる
ビタミン・ミネラル |
説 明 |
高血圧 |
カルシウム
マグネシウム
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE |
カルシウムとマグネシウムを正しく摂ることで血管壁の硬化を予防します。オメガ3必須脂肪酸は、血流を改善し、血圧を下げます。ビタミンEは心機能を改善。血流を改善します。ビタミンCは副腎の機能を改善(ストレス軽減)し血液が固まりやすい傾向を減らします(ストレスで血圧は上がります)。ビタミンB群は循環器機能の維持と、血圧を下げるのに重要です。
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高コレステロール |
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE |
血液中のコレステロール濃度の高値、特に低比重リポタンパク(LDL)の高値は血管にプラーク(脂肪の塊)を形成し、脳や腎臓、生殖器、四肢、そして心臓への血流を妨害する一因になると考えられます。また高コレステロールは胆石やインポテンツ、精神障害、高血圧にも関与しています。ビタミンB群は特にB1がコレステロール値のコントロールに重要。B3(ナイアシン)がコレステロールを下げます。ビタミンCも下げます。Eは血液循環を改善。消化不良の人も多いので、消化酵素も大切です。セレン欠乏は間接的ではありますが心臓病と関連しているので予防のために必要です。
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動脈硬化 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE |
カルシウムとマグネシウムは血管内の筋肉を維持(やわらかくする) ビタミンD3はカルシウムの吸収を促進し免疫を強化。ビタミンAとCとEは有力な抗酸化物質で活性酸素を消去します。動脈硬化は過酸化脂質が大きな原因であるためです。セレンはビタミンEの働きを助けます。ビタミンB複合体の中では特にナイアシンが血管の拡張に重要です。亜鉛は血管の浄化と治癒を促進します。
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心臓血管疾患 |
カルシウム
マグネシウム
セレン
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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心臓血管疾患という名称は、心臓発作や血栓症など、心臓や血管系統の疾患を含む全般的な用語です。オメガ3は血中の中性脂肪を減らし、動脈硬化を防ぎます。ビタミンCは高血圧の調節役として重要です。カルシウムとマグネシウムは心筋の正しい機能に。セレンは心臓でのフリーラジカルを破壊します。タウリンは心拍を安定させ不整脈を是正。白血球の活性や神経の機能にも欠かせません。ビタミンEは免疫システムと心筋を強化し、血液循環を改善し、フリーラジカルを破壊。ビタミンB群では特にB3(ナイアシン)がコレステロールを下げて血液循環を改善。B6の欠乏は心臓病と関連。赤血球や神経伝達物質の形成に。葉酸とB6の欠乏は心臓病と関わりのあるホモシステインというアミノ酸のレベルを増加させるので、減らすためにいずれも必要。
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低血糖 |
カルシウム
マグネシウム
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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低血糖は血液中のブドウ糖の値が異常に低くなる状態です。反応性低血糖は食後2~5時間後に血糖値が異常に低下したときに起こります。発汗、ふるえ、心悸亢進、不安、空腹感などです。この疾患の大半で、インスリンが膵臓から過剰に分泌されています。消化酵素はタンパク質の分解のために。低血糖の場合はタンパク質がうまく消化されていない場合が多いです。ビタミンB群は炭水化物とタンパク質の代謝に。食べ物の正常な消化と吸収に重要。特にB1は胃酸の分泌に、B5は副腎機能に重要でありブドウ糖をエネルギーに変換するのにも重要です。亜鉛はインスリンの正常な生産に必要で、低血糖の人は亜鉛欠乏がよく見られます。マグネシウムは炭水化物(糖)の代謝に。ビタミンCは副腎機能のサポートに必要です。
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肥満 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
銅
ビタミンB
ビタミンC |
カルシウムはリパーゼの補酵素となり、脂肪分解酵素のはたらきを助けます。マグネシウムは体内で300もの酵素の補酵素としてはたらき代謝を促進します。ビタミンB複合体は適切な消化、カロリーの燃焼、糖分への欲求を減らす、などの理由で大変重要です。亜鉛はインシュリンの効果と免疫機能を高めます。亜鉛といっしょに銅も摂ります。
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糖尿病 |
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB12
ビタミンC
ビタミンE
クロム
バナジウム
カルシウム
マグネシウム
マンガン |
糖尿病は、すい臓で作られるインシュリンというホルモンの分泌が悪くなるために起こる病気です。残念ながら、糖尿病をビタミンで予防することは出来ませんが、糖尿病の合併症の予防に期待はできます。クロムはインシュリン能力を改善し血糖値を下げる作用があります。また、バナジウムはブドウ糖を細胞に運ぶインシュリンのはたらきを助けます。ビタミンB群は特にビオチンやB1が糖代謝を改善し、ビタミンB12と葉酸は糖尿病性神経障害の予防に必要です。亜鉛はインシュリンの成分になります。マグネシウムは酵素のシステムやpHバランスの調整に重要。アテローム性動脈硬化を予防したり、エネルギーレベルを高めたりします。マグネシウム不足の糖尿病患者は多く、眼病の合併症にも関連しています。ビタミンAは眼の健康に。ビタミンCが不足すると血管に異常をきたします。ビタミンEは抗酸化作用により血液循環を改善。銅は亜鉛とのバランスでタンパク質の代謝を高めます。
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痛風 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
痛風とは、体の節々に、痛みをもたらす刺激物質が蓄積することによって発生します。そして風邪がふくだけで痛みを感じます。そんな痛風予防に効果的なのが「タルトチェリー」で、アメリカでは昔から健康をもたらすとされ食されてきました。そして昨年、アメリカの研究で、痛風に効果をもたらすことが明らかになったのです。タルトチェリーを摂取すると、赤い色素に含まれているアントシアニンが、刺激物質を分解し、痛風の痛みを和らげてくれるそうです。アントシアニンといえば、抗酸化物質のひとつとして有名です。視力アップ効果や若返り効果もあります。ビタミンB群は正常な消化とあらゆる体内酵素の働きに必要。特に抗ストレスビタミンであるパントテン酸、核たんぱく質の代謝を促す葉酸が必要です。ビタミンCは血中の尿酸値を下げる為に必要です。ビタミンEは血液の循環を改善。亜鉛は抗酸化栄養素であり有力否活性酸素除去剤です。カルシウムとマグネシウムは痛風の症状で起こるストレスを減らします。睡眠中によく作用します。
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骨粗鬆症 |
ビタミンB6
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK
カルシウム
マグネシウム
リン
亜鉛
銅
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骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨が弱くなる病気です。特に閉経後、女性ホルモンの分泌量が減り骨が脆くなります。骨を強くする為には、日光に浴びながら適度に運動する事とミネラルの補う事が効果的です。日頃から摂取する事を心がけた方がいいミネラルとしては、カルシウムの他に小腸での吸収効率を高めるのに有効なビタミンDや骨の発育を助けるビタミンCやビタミンKも必要です。
また、骨はリンやマグネシウムを含み、亜年や銅は吸収を助けます。
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ダイエット |
ビタミンB1
ビタミンB2
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生活習慣病の改善は、ダイエットからです。ダイエットは、絶食などの厳しい栄養制限を行っても長続きできず、適正な食事制限と運動がポイントになります。この時に良質なたんぱく質と糖質、燃焼を助ける為にビタミン、ミネラルが必要です。ビタミンB1、B2は、脂肪や糖質の燃焼を助ける働きがあります。また、制限によって十分に補える事ができない栄養素についても補う必要があります。
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自閉症 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE |
自閉症は仕組みなどがほとんど解明されていない発育上の脳障害であり、1万人に約4人が発症するといわれています。カルシウムとマグネシウムは脳と神経の正常な機能に、ビタミンB群は脳と神経の正常な機能に必要。B3(ナイアシン)は血流を改善し、多くの精神疾患に有効です。パントテン酸はストレスを軽減。ビタミンCは強力に活性酸素を除去します。ビタミンEは血液と脳の機能を改善します。
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認知症 |
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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ポイントは脳の血液循環をよくすることです。オメガ3必須脂肪酸は免疫、脳、神経系の正常機能を促進します。ビタミンB群は脳機能と神経機能に不可欠。特にナイアシン(B3)は脳の血流を改善しコレステロール値を下げます。B6は精神の健康と体内における電解質の適正バランスに不可欠。B12は貧血の予防と、神経系へのダメージを防ぎ、記憶能力や学習能力を促進する助けとなります。ビタミンCは血液凝固傾向を低下させ、脳の血液循環をよくします。亜鉛は有害重金属の解毒作用を助け、免疫機能を助けます。
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統合失調症 |
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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統合失調症は何が空想で何が現実かを区別するのが困難になる疾患です。オメガ3は脳や神経の正常な機能に。ビタミンB群については、特に葉酸、ビタミンB12、B6、その中でもとりわけ、ビタミンB3(ナイアシン)が必要です。単体(輸入サプリメントなど)で1000mgほど摂っていただいてもかまいません。ビタミンEは脳内の血液循環を改善。総合ミネラルビタミンも重要です。
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アルツハイマー |
カルシウム
マグネシウム
鉄
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
葉酸 |
葉酸はホモシステイン濃度を減らします。セレンは脳細胞を保護する強力な抗酸化栄養素。ビタミンEは脳細胞への酸素供給を助けフリーラジカルのダメージから脳細胞を保護する抗酸化物質です。ビタミンB群は脳の機能に必要。消化も助けます。特にパントテン酸はコリンをアセチルコリンへと変換する役割を持ちます。亜鉛はアミロイドの堆積をストップします。カルシウムとマグネシウムは鎮静効果。ビタミンCは免疫機能を高め、エネルギーレベルを向上させます。強力な抗酸化物質です。
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注意欠陥・多動性障害 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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中枢神経系統のメカニズムに障害を持ちます。カルシウムとマグネシウムは沈静効果があります。ビタミンB群は脳の機能と消化を正常に保つために必要。副腎機能も改善し、神経伝達物質を調整し、炭水化物をエネルギーに変える過程でもはたらきます。特にビタミンB5(パントテン酸)とB6が必要です。ビタミンCも抗ストレスとして。ビタミンEは細胞膜の保護と血流改善。亜鉛は多くの注意欠陥・多動性障害の子供で欠乏が見られます。高単位なので、食後に、できるだけ分けて摂ってください。
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うつ病 |
カルシウム
マグネシウム
ビタミンC
ビタミンB6
亜鉛 |
鬱(うつ)病とは、気がめいって気力が出ず、劣等感・不安・厭世(えんせい)的気分・絶望感などにとらえられる精神障害のことをいいます。カルシウムとマグネシウムは精神的に落ち着きさせます。カルシウムとマグネシウムは神経システムに必要。ビタミンCは免疫機能に必要であり、うつを防ぎます。ビタミンB群については、正常な脳機能に、神経伝達物質のアセチルコリンと連動、脳ストレス緩和、血流改善、など。亜鉛はうつの人に欠乏していることが多くあります。
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ストレス |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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すべてのB群は健康と神経系の正常な機能に不可欠です。特に免疫のはたらきをつかさどる胸腺のはたらきにはパントテン酸(B5)が必要です。加えてビタミンCは副腎の正常な機能に多めに必要。総合ミネラルビタミン、特にセレンは不安になる状況で消耗します。ビタミンEと亜鉛は免疫向上と抗酸化に。
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頭痛 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
頭痛の一般的な原因は、ストレス、緊張、不安、アレルギー、便秘、カフェイン過剰、眼精疲労、空腹、筋肉の緊張、ホルモンバランス以上、顎関節症、頭部の外傷、栄養欠乏、アルコール、薬、タバコ、発熱、などがあげられます。偏頭痛は頭部での血液循環が障害されることで生じます。90%が緊張性頭痛、6%が偏頭痛と言われています。カルシウムとマグネシウムは、筋肉の緊張を和らげることと、血管の弛緩のために必要です。ビタミンB群は、特にB3(ナイアシン)が血液循環を改善し神経系統の機能をサポート。B6は組織から過剰な水分を追い出すために。ビタミンCは有害物質の影響から体を守り、抗ストレスホルモンの生産をサポートします。ビタミンEも血液循環を改善します。
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不眠症 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
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カルシウムとマグネシウムは鎮静効果があります。特にマグネシウムはこわばった筋肉を弛緩させる為にも必要です。ビタミンB群は休息の状態を促進させます。パントテン酸はストレスの除去、イノシトールはレム睡眠を促進、ナイアシンはセロトニンの産生を促進します。ビタミンCはストレス対策に。亜鉛は睡眠中に体組織の修復を助けます。
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貧血 |
ビタミンB6
ビタミンB12
ビタミンC
ビタミンE
葉酸
亜鉛
銅
鉄 |
貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが減少する症状です。主に、鉄の摂取不足のために起きる鉄欠乏性貧血には鉄の補給が第一です。また、血を作っているタンパクやヘモグロビンを作る酵素が必要とする葉酸やビタミンB6やB12などの補給も必要です。さらに、鉄分を吸収しやすくするためにビタミンCも必要です。亜鉛も赤血球の生産の必要。ビタミンEは赤血球の生存期間を長くします。
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甲状腺機能低下症 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
鉄
セレン
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
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低下症は亢進症とは逆に、甲状腺ホルモンの生産低下によります。疲労感、食欲減退、頻繁に寒がる、心拍数低下、体重増加、生理痛、出産障害、筋力低下、けいれん、乾燥肌、黄疸、脱毛、偏頭痛、しゃがれ声、呼吸器感染、便秘、うつ、集中力低下、甲状腺腫、眼球突出などです。中でも最も一般的なのは疲労感と、寒さに弱くなることです。ビタミンB群は細胞の酸化やエネルギーを改善するほか正常な消化、免疫機能、赤血球の形成、甲状腺機能に必要。特にB2とB12は造血にも必要です。鉄は酵素やヘモグロビンの生産に必要。セレンは免疫機能を保護する抗酸化栄養素、ビタミンAは正常な免疫機能や目、皮膚、髪の毛の健康に必要。ビタミンCは免疫機能とストレスホルモンに。ビタミンEは血液循環や免疫反応を改善する重要な抗酸化物質。亜鉛も免疫システムを向上させます。全体的に免疫機能を改善することが大切です。
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甲状腺機能亢進症 |
ビタミンC
ビタミンE |
体温などを調節する甲状腺は脂肪燃焼やタンパク質代謝など代謝機能全般をコントロールする3つのホルモンを分泌しています。亢進症の場合は甲状腺ホルモンが過剰に生産されることで起こり、体内のあらゆる代謝機能が速度を増します。症状としては、神経質、刺激過敏、頻繁に暑がる、発汗量増加、不眠や疲労、月経の乱れ、脱毛、体重減少、つめがはがれる、手の奮え、心悸亢進、甲状腺腫などがあり、ときには眼球の突出も見られます。バセドウ病が最も一般的です。総合ミネラルビタミンは代謝過剰のため消耗が激しくなります。ビタミンB群は、特にB1は造血とエネルギー生産に、B2は体内のあらゆる細胞や分泌機能、組織の正常化に、B6は多くの酵素を活性化させ、免疫機能や抗体の生産に必要です。ビタミンCはストレス対策、ビタミンEは抗酸化栄養として必要です。
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月経前症候群(PMS) |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
銅
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
月経前症候群(PMS)は、月経がはじまる1~2週間前に多くの女性が影響を受ける疾患です。症状としては、腹部膨満感、にきび、不安感、腰痛、胸部の腫れや圧縮、けいれん、うつ、食べ物への渇望、卒倒、疲労、頭痛、不眠、関節痛、神経質、吹出物、むくみ、感情の激しい揺れ、怒り、暴力、自殺思考といった性格の変化などが挙げられます。カルシウムはPMSの症状を軽減させます。もちろんマグネシウムも一緒に摂取すべきです。ビタミンB群は特にストレスを軽減させるパントテン酸(B5)、B6はむくみを抑え、生殖器官への酸素供給を増加させたり、エストロゲン濃度を正常に戻します。ビタミンB12はストレスを減らし貧血を予防します。体のあらゆる機能に必要です。ビタミンAはPMSで欠乏していることが多く、亜鉛は正常な免疫機能に大切です。
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更年期障害 |
カルシウム
ビタミンB6
ビタミンC
ビタミンE
セレン
|
更年期障害は生理が終わった女性(閉経後の女性)に起こりやすいと言われています。これは閉経により女性ホルモンの分泌量が変化し体調をコントロールしずらい状態が起きるからと言われています。ビタミンB群は血液循環と細胞機能を改善します。特にビタミンB6は、むくみを抑えます。葉酸は心臓を保護します。亜鉛は骨の健康を維持し賞状を緩和。ビタミンEやセレンは正常なホルモンバランスに関わる重要な微量ミネラルです。ビタミンCはホットフラッシュ(ほてり)を改善し、心臓の健康を維持します。
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子宮内膜症 |
亜鉛
鉄
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
ビタミンK
|
「月経が子宮の中以外で起こる」ことです。子宮の内部で細胞が異常に成長し、さまざまな症状が起こります。「低エストロゲン状態」になるよう、ホルモンバランスを調整することが大切です。亜鉛は細胞の新生と免疫強化に働きます。ビタミンEはホルモンバランスを整えます。ビタミンKは血液を凝固させるために必要です。ビタミンB群複合体は血液細胞の生産とホルモンバランスを整え、ストレスを軽減してアドレナリンを調整します。ビタミンCは治癒の過程に必要です。 |
不妊症 |
セレン
マンガン
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
葉酸
|
不妊は一般に、排卵期間中の定期的な性行為の後に1~2年経過しても妊娠できない状態として定義されています。セレンは欠乏すると精子数の減少につながります。ビタミンCは精子の生産に必要。精子の運動性を高めます。ビタミンEはホルモン生産のバランスに必要。生殖器に酸素を供給し精子数を増加。亜鉛は生殖器の機能に重要。亜鉛は精液中に高濃度で見られます。マンガンは性ホルモンの生産を保持。ビタミンAは生殖腺の機能に重要(抗酸化栄養素としても)。ビタミンB群は、パントテン酸が性ホルモン生産とストレス対策、B6がDNAとRNAの合成に、葉酸は卵子と精子、および遺伝物質を保護、B12は妊娠をサポートします。 |
便秘 |
カルシウム
マグネシウム
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
ビタミンCは腸内の浄化作用と組織の治癒効果。ビタミンB群は脂肪、炭水化物、タンパク質の正常な消化に役立ちます。特にB12は消化を助け、貧血を予防。葉酸も欠乏すると便秘になりやすいです。カルシウムとマグネシウムは筋肉の正常な収縮に。ビタミンEは腸の治癒を助けます。
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アレルギー |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンC
|
ストレスを軽減させたり、ヒスタミンの生成を抑えたりするのが基本です。たんぱく質をきちんと消化することもアレルギー軽減になります。マグネシウムとカルシウムは1:1で摂りましょう。ストレスの軽減とヒスタミンの生成の抑制に。ビタミンB群は消化と神経機能の正常化に必要です。ビタミンCはアレルゲンから体を保護し炎症を抑えます。消化酵素は毎食前に。消化向上と、フリーラジカル(活性酸素)の消去を行います。
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ぜんそく |
カルシウム
マグネシウム
セレン
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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ぜんそくは気道の妨害が原因で生じる肺の疾患です。ぜんそく発作の間、気管支を取り囲む筋肉で生じるけいれんにより、空気の出入りが妨げられます。アレルギー性のものと非アレルギー性のものがあり、後者は副腎疾患、不安、気温の変化、極度の感想や湿気、恐れ、低血糖、ストレスなどがあります。ビタミンAは組織の修復や免疫に必要。ビタミンB群は特にB3(パントテン酸)がストレス対策に、B6がアレルギーやぜんそくの治療に、B12が発作時に肺で生じる炎症を減らします。ビタミンCは肺組織を保護し、感染を抑えるのに必要です。ビタミンEは抗酸化物質。カルシウムとマグネシウムは肺活量を増加させることにより、急性のぜんそくの症状を止めることが期待できます。気管支の筋肉の拡張(弛緩)作用があります。セレンは大気汚染からもたらされるフリーラジカルを破壊します。
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風邪 |
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
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免疫を高めることを重視します。ビタミンではビタミンC、ミネラルでは亜鉛、が代表的です。亜鉛は免疫機能を高めます。風邪の初期症状に有効。ビタミンAは粘膜の炎症を改善し、免疫システムを強化。ビタミンB複合体は、治癒とストレスの軽減に必要。
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インフルエンザ |
亜鉛
セレン
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
|
インフルエンザは呼吸器官上部に生じる伝染性の強いウィルス感染症です。A型・B型・C型、の3種類が確認されています。ビタミンAは強力な抗酸化力と免疫賦活に。ビタミンCは白血球の量と質を上げ、免疫系統を高めます。亜鉛は細胞に活力を与え、免疫を高めます。できるだけ分けてお摂りください。ビタミンB群はウィルス感染によるストレスを減らし、セレンは免疫反応を強め、体が感染症と戦う能力を高めます。
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日焼け
美白効果 |
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE |
日焼けは、紫外線を皮膚に浴びることにより、皮膚が赤く炎症を起こす症状と、メラニン色素が皮膚表面に沈着することです。日焼けは、肌の過酸化脂質が増えると、シミをつくる原因になり、皮膚ガンの原因にもなります。日焼けから皮膚を守るには、ビタミンEが有効であり、また、メラニンの色素沈着を防ぐ効果のあるビタミンC、活性酸素の消去に効くベータカロチンの補給も日焼け防止の効果に期待ができます。
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関節炎 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンB
ビタミンC
|
消化酵素はプロスタグランジンの産生を刺激。タンパク質等の消化の他に抗炎症作用があります。ビタミンEは活性酸素から関節を保護します。関節炎の方は不足しがちです。骨がやせるのを防ぐ為にカルシウムとマグネシウムが必要。結合組織や骨の形成を強化。骨の成長に亜鉛も必要です。(コラーゲンの合成)ビタミンB群は血管の拡張とストレスホルモンの生産に。ビタミンB6は組織内で腫れを抑える効果もあります。ビタミンCもEと同じく強力な抗酸化物質。
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帯状疱疹 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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帯状疱疹は水痘(水疱瘡)と同じように、水痘・帯状疱疹ウィルスが原因で、皮膚の末梢神経に発生します。このウィルス以外の代表的なヘルペスウィルスに単純ヘルペスがあります。このヘルペスも体内で潜伏し、体調を崩したり免疫が低下したりすると口内炎や唇の周りの発疹というかたちで出現します。全体的に栄養素の摂取量は多めです。ビタミンC、亜鉛、ビタミンA、はそれぞれ免疫機能向上に。ビタミンB群とカルシウム&マグネシウムは特に神経の健康維持に。ビタミンEは傷ついた組織の再生を助けます、帯状疱疹の痛みを和らげます。
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乾癬 |
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
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乾癬は脚、ひざ、腕、ひじ、頭部、耳、背中などに赤~茶色の斑が現れる疾患で、銀白色のりんせん鱗屑で覆われます。足先や手指の爪も光沢を失い、盛り上がったり窪みができることもあります。ビタミンAは皮膚組織を保護します。亜鉛はたんぱく質の代謝に大変重要で、たんぱく質は治癒に必要。消化酵素もたんぱく質に関わります。(合成と修復を刺激)ビタミンB群はあらゆる機能に不可欠で健康な肌を維持する抗ストレスビタミン。特にビタミンB1は皮膚組織の修復と治癒、B5は副腎強化、B6はむくみと感染症を抑えます。
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乾燥肌 |
亜鉛
セレン
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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ビタミンAは皮膚組織を強化、保護します。ビタミンB群はアンチストレス、アンチエイジング。ビタミンEは活性酸素から肌を守ります。亜鉛は皮脂腺を正しく機能させます。セレンは組織の弾力性を高め紫外線のダメージから肌を守ります。ビタミンCはコラーゲンの生産に必要。皮膚に栄養を運ぶ毛細血管を強化します。
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ニキビ |
亜鉛
セレン
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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ビタミンAは皮膚組織を強化します。ビタミンB群は皮膚の健康に重要。特にニキビはB6の不足と関連しています。またナイアシン(B3)で皮膚の血流を改善します。ビタミンEは組織の治癒と修復を高める抗酸化栄養素。亜鉛も組織の治癒を助け、跡が残るのを防ぎ、皮脂腺にも欠かせないミネラルです。消化酵素は未消化の食べ物を分解しニキビ対策に貢献。セレンは組織の弾力性を助長し、強力な抗酸化能力を発揮します。
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花粉症 |
亜鉛
セレン
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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消化酵素が花粉症で生じる炎症を抑え、免疫機能を高める必須栄養素の消化に必要。ビタミンAも消化吸収をよくします。ビタミンB群は主にB5とB6ですが全体として免疫システムを向上させます。ビタミンCも亜鉛もビタミンEも、免疫力を向上させます。マグネシウムとカルシウムは体内システムに穏やかに作用。他には、オメガ3必須脂肪酸が炎症を和らげます。
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腎臓結石 |
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
腎臓結石は尿管のあらゆる部位にみられるミネラル塩の蓄積であり、さまざまな病気の中で最も痛みを伴うものの一つです。人の尿は、尿酸やリン、シュウ酸カルシウムなどが極端な飽和状態になることがよくあります。マグネシウムはカルシウムの吸収を減らし腎臓結石で一般的なミネラル塩のひとつであるシュウ酸の尿中濃度を下げます。ビタミンB群の中でもとりわけB6はマグネシウムと摂るとシュウ酸を減らします。亜鉛は石の形成を引き起こす結晶の抑制役として重要なミネラルです。ビタミンAは結石によってダメージを受けている尿管壁の治癒を促進。ビタミンCは尿を酸性化します。酸性の尿の中ではほとんどの結石が形成されません。ビタミンEは強力な抗酸化栄養素です。
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脱毛症 |
亜鉛
銅
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
ビタミンB群はすべて髪の毛の健康と成長に重要です。特にビオチンは欠乏すると皮膚病や脱毛に関連します。ビタミンCとEは頭皮の血液循環と酸素供給量をアップさせます。亜鉛は免疫機能を高めることで髪の毛の成長を刺激。銅は亜鉛とともにはたらきます。 |
緑内障 |
マグネシウム
セレン
銅
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
|
緑内障については「眼圧を下げる栄養素」が基本です。房水の排泄がうまくいかないことは眼圧を上げる原因となります。眼球内コラーゲンや組織が異常をきたすと房水を正常に排泄できなくなります。コラーゲンの代謝を正常化させる必要があります。オメガ3必須脂肪酸は新しい組織や細胞の修復を保護して助けます。ビタミンAは視力を保つために、また瞳孔の形成に不可欠で、夜盲症にも欠かせない栄養素として重要です。ビタミンB群は主にパントテン酸(B5)が重要で、ストレスを軽減します。ビタミンCは眼圧を下げる栄養素として最も重要。ビタミンEは水晶体から粒子を取り除くのを助けます。水晶体や目の組織を保護する抗酸化栄養素です。セレンもビタミンEと同じく抗酸化栄養素。マグネシウムは血管を広げ目への血流をよくします。亜鉛はビタミンAを活性化するのに重要です。
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痔 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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痔は典型的な生活習慣病です。日頃の食習慣の改善に努めましょう。カルシウムとマグネシウムは血液凝固、大腸がんの予防に効果的。ビタミンCは組織の治癒と正常な血液凝固をサポート。
ビタミンEも正常な血液凝固と組織の治癒を促進。ビタミンB群は主に消化機能に不可欠。消化を改善することで直腸への負担を軽減します。ビタミンAは粘膜や組織の治癒・再生を助けます。
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消化不良 |
亜鉛
セレン
ビタミンB
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消化酵素で、吸収をよくするためにタンパク質の分解を助けます。ガスや膨満感を軽減するのに重要です。ビタミンB群はスムーズな消化に必要。特にB1は胃酸の生産を高めます。ビタミンB6は、タンパク質の消化に必要で、胃酸の生成時にも要求されます。セレンは消化酵素を分泌する、膵臓の機能の適正化に、亜鉛は炭水化物の消化とタンパク質の代謝に必要とされます。
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歯周病 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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歯周病には、歯肉や歯を支える組織の疾患全てがあてはまります。日本では焼く7割の人が歯周病であるといわれており、大人が歯を失う主な要因となっています。ビタミンCは組織修復と出血する歯肉の治癒に。カルシウムとマグネシウムは歯肉周辺の骨の損失を予防。ビタミンAとEは歯肉組織の修復に。セレンはビタミンEの抗酸化機能を助けます。消化酵素は炎症を抑え正しい消化を助けます。ビタミンB群は正しい消化と口腔組織の健康に。亜鉛は免疫機能アップと感染症予防と治癒の促進を行います。
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副鼻腔炎 |
ビタミンA
ビタミンB
ビタミンC
ビタミンE
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副鼻腔炎は鼻の内部にある空洞(副鼻腔)で生じる炎症のひとつです。亜麻仁油(フラックスオイル)は痛みと炎症を緩和。ビタミンAは免疫システムと粘膜の健康を維持。ビタミンB群は神経の健康を維持しストレスを軽減、免疫機能も助けます。ビタミンCも免疫機能を高め感染を予防し、鼻の粘液量を減らします。ビタミンEは血流改善と治癒を早めます。
亜鉛は抗ウィルス物質であり、免疫システムの向上にも役立ちます。
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前立腺炎・前立腺肥大 |
カルシウム
マグネシウム
亜鉛
セレン
銅
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
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前立腺炎はあらゆる世代の男性によくみられるもので、細菌感染が原因で起こります。加齢によるホルモンバランスの変化も原因のひとつです。セレンは抗酸化作用を有し、前立腺炎に関連する毒物のダメージから細胞を保護します。ビタミンB群はあらゆる細胞の機能に不可欠な抗ストレスビタミンです。亜鉛欠乏は前立腺肥大や前立腺炎、さらには前立腺ガンにも関連します。ビタミンAやEは抗酸化および免疫賦活物質。ビタミンCは組織の治癒もサポートします。 |